衛星データ受信利用の手引き

地震研究所では 共同利用 の一環として、研究者の皆さんに対して無料で衛星データ受信専用装置の貸出を 行なっています。この装置は、大学の衛星通信地震観測テレメータシステムで 収集・配信されている、全国約700観測点のリアルタイム地震波形データを 小型のパラボラアンテナで受信し、オンライン自動収録処理を行なって 地震データベースを生成するものです。この装置を利用すれば、地震発生の数分後には 地震波形ファイルと自動検測による震源データが手元に得られます。 数年前まで、オンラインでリアルタイム地震波形を利用できるのは、大規模な テレメータ観測網システムを運用する観測センターに所属する、一部の研究者の 特権で、それにしても利用できるのはかぎられた地域のデータでした。 1997年に運用を開始したこの衛星システムにより、日本中の研究者が、 全国の好きな地域の波形データを受信利用できるようになりました。

ここでは次の項目についてご説明します。

衛星通信地震観測テレメータシステム

衛星データの受信利用に必要な手続き

衛星データ受信専用装置について

このページに関するお問い合わせ、または衛星データ受信専用装置の貸出しを 希望される場合は、地震研究所担当教官(卜部 卓 urabe@eri.u-tokyo.ac.jp )まで ご連絡ください。

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